2010年05月21日

私たちが内装でよく使うドイツ製の壁紙「オガファーザー」です。
オガクズを漉き込んだ紙で、ドイツではこの上に天然成分の塗装をするための下地として普及しています。
私の会社では、理由はコストを抑えるために内装にこのオガファーザーを張って、塗装せずに終了。という方法が標準的です。
これならば、紙と木の自然素材を使用してビニールクロスよりも安く出来ます。

「紙だからすぐ汚れるでしょう?」
「すぐに破けそうね」
ほとんどの方から、そういう質問をいただきます。
予想外に表面は強くて、それ程すぐには破けません。
ビニールクロスの方が表面は弱いかも。
汚れにはどうか?
確かに多少の撥水性能はありますが、汚れます。
新築してすぐに幼児がクレヨンで落書きしてしまったお宅もありますね。
汚れたらどうするか?
ビニールクロスなら張替えですよね。
オガファーザーは張替えできません。
もともとが下地材ですから上から自然塗料を塗るのがオススメです。
・ 張り替えないので、産業廃棄物がでない。
・ 自分で簡単に模様替えができる。
これもメリットだと思います。
もう一度、写真をよく見てください

下半分が最初の状態、上半分にしっくい塗料「ファルベ」を塗ってみました。
かなり白く、つや消しな感じに仕上がります。
ローラーで塗ったのですが、かなりいい加減な塗り方をしましたが
塗りムラが出ていません。
自然素材は高い!
メンテナンスが面倒だ!
と攻撃されることがありますが、適材適所で使い方を考えると
十分に実現可能なことがご理解いただけると思います。
このように、私も自然素材を使った家でもコストを抑える方法を研究してます。
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