2010年06月10日
いつもお読みいただきありがとうございます。
今週は月曜日から毎日、家づくりの打合せが入っています。
私にご相談いただく方々は、子育てを頑張っている世代です。私も子育てに頑張っています(少しだけ)
みんな土地を買い、家族の健康のため、気持ちの良い暮らしのために自然素材の注文住宅を建てたい、とご相談にいらっしゃいます。
私も限られた予算で気持ちの良い暮らしをご提供したい。
でも安心できる素材にこだわりたいし、断熱性や気密性はエコに関係するし、何より快適性に関わるからいい加減にはできない。
構造だって、地震に強い家はいまや当たり前でしょう。
少しでもお手頃な価格でご提供するためには、どうしたら良いのか?
これは長年の課題です。
最近、一つの流れがありますね。それは「施主支給」です。
システムキッチンや化粧台などの設備機器を、お客さんが工務店から買うのではなく、独自のルートで用意して家に組み込んでもらうことです。
これは、住宅会社・工務店では結構嫌がられます。
正直に本音を言うと、私も良い気がしません。もっと言えば嫌でした。
私たちの仕事は、家を造る事だけではないんです。
造った家を守っていくもの大事な仕事です。
暮らしている間には、設備が壊れたり、調子が悪くなる事が必ずあります。そういう時に電話一本で駆けつけて、原因を究明して対処する。必要があれば製造メーカーに交渉して修理してもらう。
これも大事な私たちの仕事なんですね。
それには、適正な利益を得ていないとできない。
また、通販等で購入された機器を取り付けて、不具合があっても面倒をみるのは工務店、ということが分かっているから皆嫌がるのです。
事実「それはウチが納品した物ではないから、全く面倒見ません」とは言えないものです。
「安いという理由だけで、機器を施主支給にされたら、利益がなくて面倒だけ負わされる」というのが本音です。
私もそう思っていましたし、以前は施主支給をお断りしていました。
しかし、最近考えが変わってきました。
お客さんは、少しでも安く快適な家を手に入れたい。でも家づくりの技術や素材については自ら努力のしようがない。大工の手伝いをするから安くして欲しいと言ったって、現実的ではない。
じゃあ、どこで努力できるのか?
それが施主支給という答えなんだと。
私たち工務店の利益を奪い取りたいと思っての行動ではない、自分の出来る範囲でコストを抑えたいのだと。
今ここで考えてみる、私は商人・物売りではない。
家を造るのが本業なわけで、本来は造るという行為で適正な利益を受け取るべき。
一朝一夕に商習慣を変えることはできないし、業界全体が変わることはないだろうけど、少なくとも私を頼りにしてくれたお客さんには、設備機器の施主支給という選択肢を応援してあげたい。
大切なお金を私に託して、家づくりを頼んでくれるのだから、出来ることはチャレンジしようと思う。
それで上手くいかなかったら、その時対策を考えようっと・・・
最後までお読みいただき、ありがとうございます
また明日もお待ちしています。
今週は月曜日から毎日、家づくりの打合せが入っています。
私にご相談いただく方々は、子育てを頑張っている世代です。私も子育てに頑張っています(少しだけ)
みんな土地を買い、家族の健康のため、気持ちの良い暮らしのために自然素材の注文住宅を建てたい、とご相談にいらっしゃいます。
私も限られた予算で気持ちの良い暮らしをご提供したい。
でも安心できる素材にこだわりたいし、断熱性や気密性はエコに関係するし、何より快適性に関わるからいい加減にはできない。
構造だって、地震に強い家はいまや当たり前でしょう。
少しでもお手頃な価格でご提供するためには、どうしたら良いのか?
これは長年の課題です。
最近、一つの流れがありますね。それは「施主支給」です。
システムキッチンや化粧台などの設備機器を、お客さんが工務店から買うのではなく、独自のルートで用意して家に組み込んでもらうことです。
これは、住宅会社・工務店では結構嫌がられます。
正直に本音を言うと、私も良い気がしません。もっと言えば嫌でした。
私たちの仕事は、家を造る事だけではないんです。
造った家を守っていくもの大事な仕事です。
暮らしている間には、設備が壊れたり、調子が悪くなる事が必ずあります。そういう時に電話一本で駆けつけて、原因を究明して対処する。必要があれば製造メーカーに交渉して修理してもらう。
これも大事な私たちの仕事なんですね。
それには、適正な利益を得ていないとできない。
また、通販等で購入された機器を取り付けて、不具合があっても面倒をみるのは工務店、ということが分かっているから皆嫌がるのです。
事実「それはウチが納品した物ではないから、全く面倒見ません」とは言えないものです。
「安いという理由だけで、機器を施主支給にされたら、利益がなくて面倒だけ負わされる」というのが本音です。
私もそう思っていましたし、以前は施主支給をお断りしていました。
しかし、最近考えが変わってきました。
お客さんは、少しでも安く快適な家を手に入れたい。でも家づくりの技術や素材については自ら努力のしようがない。大工の手伝いをするから安くして欲しいと言ったって、現実的ではない。
じゃあ、どこで努力できるのか?
それが施主支給という答えなんだと。
私たち工務店の利益を奪い取りたいと思っての行動ではない、自分の出来る範囲でコストを抑えたいのだと。
今ここで考えてみる、私は商人・物売りではない。
家を造るのが本業なわけで、本来は造るという行為で適正な利益を受け取るべき。
一朝一夕に商習慣を変えることはできないし、業界全体が変わることはないだろうけど、少なくとも私を頼りにしてくれたお客さんには、設備機器の施主支給という選択肢を応援してあげたい。
大切なお金を私に託して、家づくりを頼んでくれるのだから、出来ることはチャレンジしようと思う。
それで上手くいかなかったら、その時対策を考えようっと・・・
最後までお読みいただき、ありがとうございます
また明日もお待ちしています。
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