2007年03月22日

『わー、真っ黒だ。何塗ってるの?』
見慣れない光景に近所の子供たちが声を掛けてきます。
正体はシロアリ対策用に開発された木炭液 『ヘルスコキュア』です。

防蟻用木炭液 ヘルスコキュア を使い始めて6年くらいになります。
正直に申しますと、高気密住宅を建て始めた頃は高断熱・高気密の性能追及ばかりに気をとられていました。
とにかく温かい家、省エネの家を作ることが主眼で、使う素材にあまり気を使っていなかったと思います。
外断熱・2重通気工法 『ソーラーサーキット工法』 の導入をきっかけに
より健康的な住まい造りを深く考えるようになったのです。
家の中を空気が廻る仕組み=床下の空気にも注意が必要
それから安全な防蟻剤を探しました。
まだオレンジ色の農薬系防蟻剤が一般的な時代でした。今でも結構使われていますけど。
その時ヘルスコキュアを知り、とても興味を惹かれ、すぐに施工認定を受けました。

私どもの造る家では、基本的に床下の空気も室内の空気を同様であると考えています。
床下の空気が2階の屋根裏まで上昇することを想定しています。
シロアリを駆除する農薬が揮発して空気中に混ざって、室内に侵入してきたらどうでしょう?
健康被害が出るかどうかは分かりませんが、危険性は感じますよね。
それ故に私どもでは 自然素材である木炭(備長炭)を液体化して開発された防蟻材を標準的に採用しています。
炭にはマイナスイオンを発生させたり、湿度の調整をする効果があることは良く知られていますね。
床下に炭その物を敷き並べる人もいます。
ちなみにヘルスコキュアはシロアリ被害に対して損害保険がつきます。
保険会社が防蟻効果を認めているということですね。
最近一般的に使われているヒバ油に比べると若干材料価格が高いのですが、
健康と安心を考えて採用いただいています。
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