2013年01月09日

施工中の現場見学会を開催すると、参加された方から言われる言葉。
「新井建設でも、集成材使うんですか?」
えっ、私は集成材使わないってどこかで言ったかな〜?
自然素材にこだわってるから、集成材は使わないと思われているらしいのです。
結論から言うと、
新井建設では「適材適所」という考えで材料を選び、提案しています。
基本は日本の豊富な森林資源の活用のために
国産の杉や桧を製材した、乾燥材をそのまま柱や土台に使います。いわゆる「無垢の木」ですね。
梁と呼ばれる材料は柱よりも大きなサイズの材料が必要なので
国産杉や桧では大変高価になるため、ベイマツという輸入材を使うのが標準です。
この梁に集成材を使うことがあります。
「1階のリビングを広くしたい」という要望を実現しようとした時に
ベイマツの梁だとサイズが大きくなって、リビングの天井の高さが低くなってしまうような時。
強度面でメリットのある集成材を使えば、サイズを小さくできるのです。
また、5mとか6mという長い梁が必要なケースでは工業製品である集成材を使います。
無垢の木材では、長くて太い材料は希少なために高価になるので。
そもそも【集成材】ってどんなモノとしてお客さんには思われているのか?

私がお話し聞いていてわかったこと、
・集成材は半端な木片を寄せ合わせた材料
・無垢の木材より安い
・接着剤が使われているから健康的に心配
・長い年月には接着剤がはがれる心配
お客さんの多くがそんな風に思っているんですね。
集成材って簡単に言うと
・通常の柱サイズであれば、集成材の方が割高です。
・強度を設計された工業製品なので、品質が均一で変形も少ない
そういうわけで、私たちも集成材は必要に応じて提案して使います。
それでもどうしても、集成材はイヤ!という方、ご相談ください。
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