2013年01月16日
最近は対面キッチンにするお宅が大変多い。
私たちの施工でも9割ほどが対面キッチンです。
今日は対面キッチンにする場合の注意点をまとめてみます。
まず、従来の壁を向いた流しの配置よりもDKスペースが広く必要です。
昔の建売りでは6帖のDKとかありましたが、対面キッチンの場合は8帖でも足りません。
それから、最近の特徴は写真のようにシンクの上に吊戸棚が無いことです。
一体感と解放感が理由の一つ。実施にシンク上の吊戸棚は使いづらいから要らない、という意見も多いですね。
解放感が増した分、収納の減少とダイニングやリビング側からの見栄えを考える必要が出てきます。
キッチンの背面の収納にある程度の予算を見込んでください。
閉鎖的な対面でしたら、手持ちの食器棚を置くというのもありでしたが、今や丸見えですから。
キッチンメーカーの収納キャビネットは色も統一感がありますが、結構定価設定が高いので注意してください。
解放的な対面キッチンは見せ場という意識も少し必要かも・・・
次に、シンクの天板について。
対面用のキッチンとして、メーカーが天板がフラットの製品を出しています。
これはスキッとしている分、LD側からシンクが見えますので、使ったままの茶碗や鍋を放置しづらいです。
いつも綺麗にしておくようになるから、良いことかもしれませんね。
フラット対面キッチンは製品自体も比較的高価です。
写真のように普通の壁付けキッチンを対面にする方が実際には多いわけです。
造作の壁の高さにより、フラットにしたり、少し手元隠しの段差を付けたりできます。
シンク上の吊戸棚がなくなったので流し元の照明が天井に必要になりますね。
ダウンライトやスポットライト、写真のような吊り下げペンダントライトなど選択の幅が広がります。
シンクと背面の収納との距離にも注意してください。
一人で家事をするコンパクトなプランでしたら70〜75cmくらい。
子供にもお手伝いをさせたい。ちょっとした行き違いを考えると80cm以上は欲しいですね。
家の中でキッチンの存在というか、重要度が高まっているわけです。
家族が集う、団欒するLDKを望む方が多いのですから、対面キッチンの作りにスペースと予算を少し多めに割くのは良いと思います。
次回はリビングダイニングについて考えをまとめてみたいと思います。
- 教会の塗装工事 (07.16)
- ピンクの石膏ボード (07.15)
- 小平チャペル 献堂式 (07.14)
- もともと こうであったように (07.07)
- SR打ち合わせ (07.04)