2013年01月24日
私には反省すべきことがたくさんあるんですが、
その1つに 私には建築屋が染み付いていることです。
私は大工の家に育ち、職人達さんがいつもいる環境なので
建築業界、住宅業界での常識で、考えたり、話したりすることが多いのです。
だいぶ以前に、お客様と設計打ち合わせをしていたときの出来事です。
私:「この壁にニッチを作るとちょっとした花や小物が飾れてステキになると思いますよ」
奥様:「・・・・」
私:「ニッチ1つなら棟梁が快く作ってくれますしので費用は掛かりませんから、ご心配なく」
奥様:「あ、ありがとうございます。」
ん、なんかあまり喜ばれてないみたい、余計な提案だったかな・・・(内心)
奥様:「あの〜、ところでニッチって何ですか?」
こういうことって、結構ありますね。
建築用語や専門用語を使ってしまい、お客様に理解してもらえないケースです。
職人同士なら共通言語でも、お客様には意味不明の外国語と同じなんですね。
ずっと業界にいると、専門用語が当り前に感じてしまってユーザー様への説明に使ってしまうことがありました。
最近は気をつけて、分かりやすい言葉を選んで使っているつもりですが、
もしかしたら自分で気がついていない部分があるかもしれません。
ちなみに、私たちが言う「ニッチ」とは写真のように壁の厚みを利用した飾り棚や収納のことです。
ちょっとした空間ですが、豊かな空間の演出になりますので、玄関ホールやリビングに作ると良いですよ。
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